NFL全試合観戦記

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WEEK11 チーフスvsレイダース

チーフス 

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QBパトリック・マホームズ

 

地区優勝決定しました。おめでとうチーフス。もうこの差を返せるチームは西地区にはありませんな。最早、アメフトの申し子と言ってもいい。ジョニー・フットボールなんて名前は恥ずかしいがパトリック・フットボールなら良いでしょう。久しぶりのインターセプトは2つ目。11週で2つって。もう笑うしか無い凄さ。この試合、TD2つだが、無双状態。ケルシーもヒルも凄いが、パトリック・マホームズの前では輝きは霞む。華。

 

チーフスの弱味はディフェンス。これがベアーズクラスのディフェンスだったら、全試合30点差で勝ってしまうでしょ。NFLは上手く出来ている。カーに全くプレッシャーが掛からない。4Qの逆転されたドライブも、早めにTDをレイダースに献上して、マホームズにボールを渡せって、思ったファンは世界中に1億人ぐらいいるだろう。

 

何でしょう、心が動かない。どうせ勝つよね、の最後のドライブ。ファン以外はワクワクしない。仕方ない強さ。少しはマホームズを慌てさせるチームよ、現れなさい。

 

レイダース

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OL全員

 

カーを支えたOLの安定さ。カーもオフェンスラインを信頼しているのか、全く慌てない。綺麗に守られたポケットからコントロールの良いパス。カーが怪我をしたシーズン、プレーオフで投げられなかった時の最強OLの力に近い。TEが抜群のフィジカルでタックラーを外す。レンフロー、アゴラーもビッグプレー。オフェンスは敢えて地上戦を仕掛けなくても充分通用していた。惜しい。

 

コロナで練習が出来ない。選手が揃わない苦しさ。ルーキーCBアーネットが狙われ、全体に浮上出来ない。マホームズ相手にゾーンは厳しい。ラストドライブはもう、憐れさすら感じるドタバタ感。逆転される事は簡単に予想出来た。

 

敵はコロナだったが、やはり逆転のドライブ、時間をもう少し使いたかった。エンドゾーン1ヤードで3回ランをするつもりで行かなくては時間が残る。アンディ・リード曰く「マホームズには1分30秒あれば充分」嘘つけ!30秒でも何とかするじゃねえか。

 

WEEK11 チーフス 35ー31 レイダース

WEEK11 カージナルスvsシーホークス

カージナルス 

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LBアイザイア・シモンズ

 

マレー走れず。やはり走る事でオフェンスのリズムを作るマレーが止められると、チームは苦しい。マレーがはパス269ヤード2TD。申し分ない数字。ランは5回で15ヤードは今季最低の数字。RB陣もドレイク、エドモンズ合わせて42ヤード。結果ラン獲得57ヤード。カージナルスの持ち味が出ない。フィッツジェラルドが8キャッチ62ヤード。チームへの献身的な動きには頭が下がる。

 

アイザイア・シモンズがどんどん良くなる。期待通りに成長しそうで嬉しい。ボールへの寄りが早い。CBカークパトリックのパーソナルファールが痛い。結局、シーホークスに決定的なTDを与える原因になってしまった。パトリック・ピーターソンが凄い形相で間に入っていた。この15ヤード罰退の影響を分かっていたベテラン。後一歩及ばなかった。

 

やはりNFC西地区でスイープは難しい。三つ巴はホームで勝てればそれで良し。シーホークスに一歩リードを許してしまったが、最終戦まで覇権の行方は縺れそう。

 

シーホークス

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DEカルロス・ダンロップ

 

このところインターセプトを多発させていたウィルソンが丁寧にパス。もちろん、奥へも投げるが、危険なパスはあまりなかった。成功23回で197ヤード。ショートパス中心だったのがよく分かる。カルロス・ハイドの復帰は大きい。そして、ボー・スカボローがシーホークスにいたのね。昨シーズン、RBの故障に苦しんだライオンズを救った選手。ダラスと三人。RBの層は弱点ではなくなった。

 

やはりパーソナルファールを1ドライブ2つは多過ぎる。そのドライブでTDを奪われてしまう。労せず30ヤードを渡してはいけない。殊勲のダンロップは最後の試合を終わらせる素晴らしいサック。もうシーホークスには欠かせないパスラッシャー。ベンガルズは大きな間違いをした。

 

激戦のNFC西地区の同地区対決は簡単には勝てない。シーホークスはこの後、ラムズ以外は楽な相手が並ぶ。逆な意味で鍵を握るのが49ers戦になるかも。シーズン終盤、怪我人が戻って来れば怖い49ers。最終戦の敵地に命運を掛けない様に、取りこぼし、しません様に。

 

WEEK11 カージナルス 21ー28 シーホークス

WEEK11 ドルフィンズvsブロンコス

ドルフィンズ 

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CBゼイビア・ハワード

 

しょっぱい試合。どちらも何かこう、煮え切らない。そんな印象の試合。両チームとも。実はリリーフしたフィッツパトリックが一番らしく、キビキビしていた。エンドゾーンでのインターセプトもあったし。見ていて気持ち良い。その域にはまだまだのトゥア。いや、そっち方面行っちゃダメ。インターセプトを投げない辺り、フィッツパトリックを反面教師にしているのか。そんなトゥアも足にタックルを受け交代。サイドラインに姿が見え、大事に至らずホッと一安心。

 

ディフェンスは相変わらずの迫力がある。サックこそなかったが、ロックを追い込んでいた様に思う。ゼイビア・ハワードが6つ目のインターセプト。タックル数も多かったが、それはあまり良く無い。ラン守備にCBが駆り出されてしまうのは悪い傾向。

 

トゥア先発初黒星。プレー自体は勝ってたのが不思議なので、いずれは負けるのは当たり前。待っているトゥアに先発キラーのフィッツパトリック。どちらが勝つかは次戦の先発で判明する。

 

ブロンコス

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Sジャスティン・シモンズ

 

しょっぱいなぁ。ロックは。中々、良化しない。平均的なQBだけど、呆気ないインターセプトは相変わらず。だが、やはりランが機能すると、そこそこ前に進める。久々、リンゼイ82ヤード、ゴードン86ヤード2TD。漸く、前半にTDが奪えた。ロックはジュディよりパトリックがお好き。119ヤード。やっぱり前節、パトリックの退場は響いたと。フリーマンはショートヤードでも使われず。ファッジオに嫌われているのかなと邪推。4thダウン1ヤードはセットするべきはフリーマンだと思うのだが。

 

殊勲のディフェンスは6サック。トゥアにNFLの洗礼を浴びせた。シモンズの勝利を決めたインターセプトはギリギリのプレー。やはりディフェンスを背負って立っているのはシモンズだと思う。

 

あれやこれやで4勝目。ロックの実力には疑問符が付いたまま、最終コーナーを迎える今シーズンの終盤戦。注目はWEEK13のチーフス戦。ロックの将来を明るいものにする為に完全な勝利が必要となる。ううむ、厳しい。

 

WEEK11 ドルフィンズ 13ー20 ブロンコス

WEEK11 ライオンズvsパンサーズ

パンサーズ

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QB PJ・ウォーカー

 

決してNFLのレベルにあったとは言い難い。しかしながら、必死でゲームを壊さない様にプレーしたウォーカーには心打たれました。テンプル大時代の恩師、HCルールはウォーカーの事を良く理解している。勝つ為の策を全て尽くした。パンサーズとウォーカーに拍手。もちろん、これがどのチームにも通用するとは思えないが。ムーアのロングパスキャッチ。このプレーがウォーカーに自信を与えた。OL、RBデービスも良かった。マカフリー復帰してもいきなり負担を与えるよりも、デービスとキャリーを分け合うべき。

 

ディフェンスはパーフェクト。無失点で言うことなし。FGエリアにも殆ど入れていない。5サックのうち、バーンズが2つ。これで昨年のサック数を上回りそうなペース。ヤター・グロスマトスが0.5サック。漸くプロの水に慣れて来たか。

 

本当に意外な強さのパンサーズ。ブリッジウォーター無しで勝てるのはチーム力の証拠。ウォーカーがフランチャイズQBに成れるとは言えないが。中々、うまく勝利を拾って行きそうだ。

 

ライオンズ

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活躍している選手がいたら、このスコアにはならない。

 

酷かったオフェンス。やはりRBスウィフトがいない事が大きく響いた。ランは中央をこじ開けられず、平均3ヤードを下回る。回数も少ない。被サック5。Cアグニューのスナップミスからのターンオーバーもあり、散々。見せ場無しのオフェンス。FGチャンスも一回だけ。プレイターが外し、零封決定。そもそも敵陣に殆ど入れなかった。

 

ディフェンスも褒められたもんじゃない。NFL初先発、無名中の無名、コルツにチラッといたのは覚えている程度の知名度の選手に初勝利をお届け。それほどラン能力が無いQBに堅実にゲインされてしまう。これではマカフリーがいたら、もっと点を取られてましたな。

 

勝っていれば5割復帰で、プレーオフ戦線に明るい兆しが見えていたのに、無残な零封負け。パトリシアはプレーオフ進出でも立場は盤石ではない。この負け、ウォーカー相手の零封は即解任レベルの失態だと思う。

 

WEEK11 ライオンズ 0ー20 パンサーズ

WEEK10 バイキングスvsベアーズ

少し遅れてしまいました。漸く10週のレビューが終わったと思ったら、明後日には12週のサーズデイ。とにかく、試合をやってくれているだけで感謝。そして、嬉しい悲鳴。

 

バイキングス

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Sハリソン・スミス

 

クックは平均4ヤードに至らず。ベアーズディフェンス相手では仕方ない。それでも、クック30回のランでしつこく相手のスタミナを削った。私はこの泥臭さが好きだし、大賛成。カズンズはミスが少なかったが1インターセプト。それはシーレンが弾いたボールなので、カズンズの責任ではない。300ヤードまで後一歩。ジャスティン・ジェファーソンが8キャッチ135ヤード。カレッジ時代から自分のスタイルに揺らぎ無し。ビッグプレイメイカーである事は変わらない。

 

復調気味のディフェンス。ハリソン・スミスのインターセプトは素晴らしかったが、それ以上にパスカバーで存在感を示した。エリック・ケンドリクスが試合終盤、怪我で退場。チームの要。大事がないことを祈る。

 

WEEK11の結果を知ってしまった上で、更にこの1勝が大きく意味を持ちそう。圧倒的な力のあるチームがないNFC北地区。パッカーズとの試合が終わってしまったのは不利に働くかどうか。

 

ベアーズ 

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OLBカリル・マック

 

もうフォールズは変えたらどうか。106ヤード。インターセプトはフォールズではなくミラーが弾いた物。でも、106ヤードでは。バックフィールドもパターソンが先発RB。パターソンのキャリーを増やすことには大賛成だが、エースにするのは無理。やはりウェポンが常時出てしまっては。少しは隠せ。しかし、広いスペースがあると、本当に怖い。リターンTDはそりゃダイナミック。アメフトの醍醐味が満タン。

 

カリル・マックのインターセプトはひったくり。いつボールが手に移ったのかスローで確認してしまった。カバーの勘もモンスター。ラクワン・スミスとマックが揃えばランは制圧。クックが苦戦しているのを見るのは久しぶり。

 

フォールズがカートに乗って退場。代わって登場はテイラー・ブライ。は?トルビスキーじゃないの?3連勝スタートで先発交代。トルビスキーに戻さないのはナギーのプライドか。そんなつまらない物の為にシーズンを終えてしまうとしたら、ナギーが来年ベアーズの指揮を執ることはないだろう。バイ明けの先発が誰になるかでベアーズの今シーズンは決まる。

 

WEEK10 バイキングス 19ー13 ベアーズ 

 

 

WEEK10 49ers vsセインツ

49ers

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DTケンタビウス・ストリート

 

1Qだけならマレンズは申し分ない先発QB。それ以降はダメダメ。時折良いパスを投げるが、呆気なくインターセプトも投げてしまう。もちろん、選手が揃わないのも苦しい原因。ランオフェンスも機能せず、毎試合知らない選手が出場する。オースティン・ウォルターが初出場。ボールタッチは2回だが、パスでは27ヤードをほぼキャッチ後に走った。プラクティススクワッドから昇格してすぐの試合。チャンスを活かして活躍して欲しい。

 

ブリーズが怪我をした原因のストリートによるヒット。パーソナルファールを取られたが、どう見ても反則ではない。現行ルールでも、どこがファールか不明。これならもうサック自体を禁止にすれば、なんて皮肉も言いたくなる。

 

ここ2試合観戦でスペシャルチームの大切さを痛感した。1Qにパントリターンでファンブルロスト、相手のリターンでロングゲインを許し、代わったリターナーも後半でファンブルロスト。ただでさえ、オフェンスが苦しんでいる中、スペシャルチームが足を引っ張ってしまっては。そりゃ、浮上のきっかけは掴めない。

 

セインツ

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LBクオン・アレキサンダー

 

ブリーズの怪我で非常事態。ジェイムス・ウィンストンが緊急リリーフ。バッカニアーズ時代の試合を壊す癖が出ないか心配したが、破綻なく終了。期待したけどな、TDとインターセプトの共演。TDは全てカマラ。ランの方は平均2ヤード以下に抑えられてしまったが、パスで爆発。相変わらずやな。最後はヒルヒルヒルヒルのランで勝負を決めた。何かティーボウみたい。

 

あらら、アレキサンダーがセインツにいる。知らぬ間に。49ersから放出されて、セインツデビューが古巣相手とは。セインツにとっては大きな戦力アップ。デマリオ・デービスとのLBコンビはランで力を発揮する。ここに来ての一線級の獲得。良い補強。

 

ブリーズはIR入り、少なくとも3週は離脱決定。今日の様子を見てウィンストンではなくテイサム・ヒル先発で行くようだ。ウィンストンがどうこうではなく、確実にオフェンスウェポンを1つ失うと思うけど。スペシャルチームの切り札も同時に失うのは、どうかな。(今日の結果は知ってます)

 

WEEK10 49ers 13ー27 セインツ

WEEK10 チャージャーズvsドルフィンズ

チャージャーズ

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RBケレン・バレッジ

 

この試合の後、長髪を刈りましたハーバート。爽やかな男前。決意も新た。今日の試合はどうなった?まだ、結果知りません。ハーバートはキャリア最低の187ヤード。予想以上にドルフィンズのラッシュが強かった。ハーバートに時間を与えられない。救いはバレッジの加入。2試合目で既に欠かせない戦力。古巣ドルフィンズへ素晴らしい走りを見せた。

 

ディフェンスはトゥアの鋭い動きに翻弄される。危機管理にすぐれたトゥアを追い込めない。サック0。インターセプト0。強みのないディフェンスになってしまっているのが不思議。ボサの存在感が消えているのは心配。

 

兎にも角にもスペシャルチーム。前半の失点は全てスペシャルチームのミスから。パントブロック、敵のFGトライ、オフサイドで1stダウン献上。自陣深くからのパントをフォルススタート。全て失点に繋がっている。昔から、チャージャーズスペシャルチームのレベルの低さはチームの伝統。ハーバートやディフェンスの問題ではない。ボサが真に気合を入れなくてはならないのはスペシャルチームだ。

 

ドルフィンズ 

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どう読めばいいのかRBサルヴォン・アームド

 

トゥアはやっぱり持ってるな。同期ハーバートが2勝目に近づけない中、3連勝。左利き好みなので少し贔屓しているのは重々承知しているが、ハーバートとバローに比べてそのプレーに遜色はない。169ヤード2TD。そして、現れたランオフェンスの救世主。どう読めばいいのかサルヴォン・アームド。ガスキンの怪我があってのハワードのリリースには首を傾げたが、アームドで何とか行けるか。まだ、活躍1試合なので、パッチワークでのランオフェンスは続きそう。正直、バレージ、戻したいでしょ。

 

フローレスの薫陶が開花したのか。非常にDLの出来は良い。ラッシュは激しく、OLが崩れる。バンノイの存在もフックになってチームに良い影響を与えている。ペイトリオッツの遺伝子が息づいているのかも。穿ち過ぎか。

 

持っているトゥアで3連勝。フィッツパトリックからの先発交代は賛否があった。まだ、力の全てを発揮している訳ではないが、負けないと言うのは大事な才能の一つ。私はフィッツパトリックが大好きなのだが。フィッツおじさんで3勝3敗。それはチーム力があるから。そんな意識がチームにあるかもしれない。髭さん、失礼な事言ってすみません。

 

WEEK10 チャージャーズ 21ー29 ドルフィンズ