例年ワンサイドゲームになる印象があるロンドンゲーム。予想に反しての好ゲーム。面白い試合になった。ベアーズディフェンスを切り裂いたのは、RBジェイコブス。キャリア初100ヤードゲームがベアーズからと言うのが価値がある。普通にカットバックレーンがぱっかりと開く。そこにジェイコブスの鋭いラン。コンスタントに軽く8ヤードゲイン。ランでの3TD。カーのピッチが後ろに暴投なんて、お笑いミスもあったが、ランでの支配でゲームを制した。
ディフェンスはベアーズのお株を奪う堅固さ。ライン戦に勝っていた前半は零封。ターンオーバーからの失点は仕方ないが、充分に仕事を果たした。4巡DEクロスビーは素晴らしい。1巡ファレルを上回る活躍。ぐんぐん目立って来た。
レイダースはロンドンに早めに入っての調整が功を奏した。万全の試合はベアーズ以上の強さを感じた。果たして本当に強いのか。次週に続く。
ディフェンスがここまでランに対応できなかったのは初めて。ヒックスの途中退場はあったが、ベストに近いDL。マックも古巣相手に存在感を見せる事が出来なかった。前半意外な0ー17。サックなし、インターセプトなし。ここまで完璧だったベアーズディフェンスが綻んだ。
これでトルビスキーへの交代が問題なくなった。ベテランQBは淡々仕事をしてしていたが、最後のインターセプトは誰に投げたんだろっていうぐらいの不自然さ。良いパスもあった。ロビンソンへのTDパスは見事と言うほかない。ランオフェンスが全く出なかったのが痛い。OLはズタズタ、内側から何回も崩れてしまった。
トルビスキー復帰はいつになるのか。ダニエルズでも、充分戦える事は分かったが、待ち望まれるフランチャイズQBの復帰。ディフェンスの綻びもそこまで心配はない。だが、同地区ライバルは強い。この試合ロードとはいえ、ロンドン。勝ちたかった。
ベアーズ 21ー24 レイダース