マホームズが欠場し、パッカーズの一方的虐殺か、と思ってしまったこの試合。色々な要素が詰まった好ゲームとなった。まずはやはり、マット・ムーア。完全に引退して、ドルフィンズのスカウトまでやっていたムーア。しかし、キチンと試合をトリート。ドルフィンズ時代もタネヒル欠場時、4TDなんて試合をしていたなぁと、懐かしく思い返したりして。追憶。267ヤード2TD。満点でしょ。ボールスピードは流石に遅いが、コントロールされたパスを供給。ワトキンスの復帰などもあり、非常にプレー自体が良かった。痛かったのはマッコイのファンブルロスト。自陣奥深くでのターンオーバーは試合のモメンタムを、離してしまったことは否めない。
ロジャースにはある程度やられてしまう。そこをスパグニュオーロらしいブリッツで対抗。ウィルソンがディレイで入ってくると、ロジャースは堪らず、投げ捨て。5サックを浴びせた。しかし、RBとのミスマッチを突かれた。TDパスは全てRB。マークを振り払われ、ビッグプレーを許してしまった。
強い相手に互角の勝負。マホームズはそれほど長く掛からず復帰出来そう。そして、マット・ムーアでも戦える戦力であることを証明した。しかしねぇ、私も爺だから、こんなベテランが活躍してくれると、本当に嬉しいなぁと。勝たしてあげたかった。
WRがいなけりゃ、RBに投げればいいじゃん。とばかりにパスは分散。RBアーロン・ジョーンズが驚きの159ヤード2TD。ランでもラストドライブ、しっかりと走り、チーフス の時間を削り取った。驚きのプレーはジャマール・ウィリアムスへのTDパス。完全に投げ捨てかと思われたパスをギリギリのところにコントロール。レビューを見るとロジャースは明らかに狙って投げている。あまりにも凄い。鳥肌が立った。
やはりザタリアス・スミス。パッカーズに新たなプレッシャースキームを齎らした。ペティンDC好みのDBはケビン・キングかも。そのサイドでルーキーSサベッジが安定したカバーを見せている。完全リーチだと思っていた1巡選手。いやいや、バリューだったかもしれない。
マホームズ不在。軽く勝てそうな1Qからの苦戦。それでも、勝ち切る強さ。ロジャースの調子も上がって来た。後はエースレシーバーの復帰待ち。そうなってくれば、プレーオフ、その先のシード1も見えてくる。
パッカーズ 31ー24 チーフス