やるねぇ、マレー。特にスライディングが上手い。さすが野球仕込み。下手だと足を怪我してしまう可能性もある。機動力のあるQBの中では安心して見ていられるナイススライディング。だが、真っ直ぐ後ろに下がるとほぼ捕まってしまう。その辺が改善点。ドルフィンズ から移籍間もないケニアン・ドレイクが大ブレイク。相次ぐRBの怪我で、緊急補強が功を奏した。ランで110ヤード、パスで52ヤード。ドルフィンズでの鬱憤晴らし。ルーキーで苦戦中のアンディ・イザベラが3キャッチ目で大仕事。88ヤードのTD。ほぼ60ヤード独走。戦力になるかはまだ、試用期間。
前半はボロボロのディフェンス。ラン、パスで250ヤード喪失。歯が立たなかった。後半、オフェンスのリズムが戻って来ると同時にディフェンスも復活。ランを止められるようになって、試合が待ち直った。しかし、ラストドライブ。3点差になり、勝利の期待が高まるスタジアムの中、1stダウンを取られ続けてジ,エンド。せめてウィニングドライブのチャンスをマレーに与えて欲しかった。
何と言っても足を引っ張ったのが、キングズベリー。後半残り4秒のギャンブルを止めて、14ー7で折り返されるところをタイムアウトで、もう一度チャンスを49ersにプレゼント。優しいなぁ。相手の出方を伺う小細工。結果TDを取られるアホタイムアウト。自分の策に見事に足を掬われた。もう何もするな。チームは強い。
強い!が、穴も見えてきた49ers 。後半のランディフェンスはズタズタ。途中アレキサンダーがいなくなり、その後シーズンアウトの報が。これはかなりのピンチ。移籍後、すぐの試合、元々ドルフィンズ でも100ヤード走る事は少なかったドレイクに簡単にヤードをゲインされてしまう。勝利に浮かれていると、ポストシーズンで浮き彫りになりそうな弱点。
エマニュエル・サンダースの加入で更に凄みを増したパスアタック。元々RBは充実している。キトルが痛み気味で、ドウェリーが4キャッチ。おお、中々に大事な局面で安定したハンドスキル。タレントの台頭が止まらない。ガロポロにとってはどこに投げても、取ってもらえる。理想的なデプスの厚み。
8連勝は出来過ぎでしょう。シャナハン、リンチにも驚きの展開。しかし、これ以上勝ち続けると別のプレッシャーに押し潰されそう。経験のある選手も少ない現状。プレーオフ、スーパーボウルがいきなり視界に入って来た。目が眩みません様に。