NFL全試合観戦記

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WEEK10 ファルコンズvsセインツ

吹っ切れちゃったのかライアンとファルコンズ。軽ぅく勝っちゃいました。肩の力が抜けた試合。毎年のこのカードは優勝を争うピリピリした緊張感がフィールドを埋めているのに。弛緩した中、リラックスモードのライアンが軽くパス。投げても投げても勝てなかったのに、182ヤードで勝っちゃうんだよね。ランはヒルがフリーマンの倍のキャリー。2番手が必要な中、期待感の現れ。パスでTDを上げて、この先の活躍も期待できそう。フーパーが少し痛んでスナップ数が少な目。TEも層の薄さが心配。

ディフェンスもどうしたのか。ここまで、サックなんて記憶にないぐらい少ない。この試合6サック。しかも、強力なセインツOLを圧倒し、ブリーズをTD無しに抑え込む。これがシーズンの頭から出来ていたらという後悔。時すでに遅し。グレイディー・ジャレットが2.5サック。漸く高給に見合った働きを見せてくれた。

新Kのクー。無難に全て決めた。今年は緊張感ある中で蹴ることはないだろう。来季まで契約を延ばすためには、全て決めなくては。

遅れて来た快勝。やっと2勝目とはあまりにも遅かった。この試合を開幕戦で見たら、間違いなく優勝候補だっただろう。敵地でライバルを叩いたが、若干虚しい。ルイジアナドームでこの勝ち方。かと言ってダン・クインの指揮は今年限りでしょう。それは変わらない。

 

RB2人で9回36ヤード。これが全て。ブリーズと言えどもランオフェンスのサポートがないと苦しい。OLも気を抜いた訳ではないだろうけど、6サック浴びせられてしまった。ディフェンスが強い相手であっても、ここまで圧倒されてしまう試合は中々なかったセインツOL。マイケル・トーマスが13キャッチ152ヤードの活躍。1人突出した働き。もう一人、マークを分散出来るWRが欲しい。

テイサム・ヒル!普通にパスを投げてもトリックプレー。パスも結構上手い。ランでも11ヤード、パスキャッチも。スペシャルチーマーとしてプロボウルに呼んで欲しい。

どこが悪かったのか、ディフェンスは何となく下がり、何となく失点してしまった。いつかは追い付くだろうなぁ、と思っている間に4Q。着実に失点して、敗戦。このフワフワ感は逆にヤバい。

ショーン・ペイトンにとっては貴重な敗戦。苦しいブリッジウォーター期間を全勝で乗り切り、ブリーズの帰還。相手は1勝チーム。楽観視された試合で足を掬われる。この経験は貴重。ペイトンは手綱を締める意味で良き敗戦にしてくるでしょう。

 

ファルコンズ 26ー9 セインツ