何とも情け無い負け方。か細いながらもプレーオフの可能性の残っているチームとはとても思えない。心の底から脱力。最初からロングゲインだらけ、あっさり2TDを奪われてしまう。もちろんベイカーのエンドゾーンでのインターセプトはあったが、余りにも強みのないディフェンス。チーム全体の意気消沈ぶりが凄まじく、何かをどう、とか言える状態にない。走力のあるマレーに蹂躙されてしまった。そりゃ、ラマーなんて止められる訳がない。
ベイカーは結局、どうなってしまったのか。TDとインターセプトはほぼ同数。昨シーズンから大きく数を下げている。1Qほぼチャブがキャリーしていない。なぜ?簡単に相手に攻撃権を渡してしまう。その後の走りは流石のチャブは127ヤード。最早、ブラウンズファンの楽しみはチャブがリーディングラッシャーになる事だけになって来た。
ランドリーがカージナルスのサイドラインに連れ出したくれ、と叫んだなんてフェイクニュースが溢れていた。まぁ、助けるにしてもカージナルスじゃあねぇ。そんな話が上がってくるほどロッカールームは深刻なんだろうなと。ヒュー時代より事態は良くない。これもHCキッチンズがチームを掌握出来ない証左でしかない。
マレーが走ると可愛く感じてしまう。スピードより歩幅の短さで、ちょこまかしてる。でも、走りどころは心得ている。それはRBケニアン・ドレイクが大ブレイクのおかげでもある。カージナルスで7試合目だが、カージナルスだけでキャリアベストを越えそうな勢い。拾い物。マレーのランを活かす効果もあった。TD4は凄い。フィッツジェラルドやカークにパスは通らなかったがバードにパス。パンサーズから移籍の4年目。86ヤードはこの試合チームトップ。戦力になれるかは、ここからの頑張り。
ピーターソンのインターセプトは見事なキャッチ。ジャストなTDパスと見まごうほど。チャンドラー・ジョーンズもサックを上げ、こちらはサック王に向けてひた走る。ディフェンスには大きな穴があり、オフェンスに頼る面は多々ありだが。
全体1位の先輩、そして、カレッジの先輩でもあるベイカーに嬉しい勝利のマレー。試合後、ユニフォーム交換していた。来シーズンの補強も含めて、キングズベリー、マレーでカージナルスの夢は広がりますな。
ブラウンズ 24ー38 カージナルス