まあまあ、全く強い。アンディ・リードの必殺技、ゲームマネージメントミスを出させる間も無く、あっという間に逆転。そして、セーフティリード。まさにセーフティゾーンにリードを追い込んだ。マホームズを慌てさせる事は出来るのか。落ち着き払ったいつも通りのマホ。肩、モビリティ、フットボールIQ以上に、マホームズの肝っ玉。動じない精神にダメージを与えるようなプレーをしなくては勝てない。特に凄まじかった前半2ミニッツでのスクランブルからの27ヤードTDラン。スーパーボウルへの気迫が凄かった。ワトキンスが見事な活躍。この所、影が薄くなっていたが、鬱憤晴らす大活躍。目立つヒル、ケルシーがマークされる中、リング獲得へのキーマンはワトキンスと見た。
ディフェンスは良かった訳ではない。やはり、ランへの対応が甘かったが、早々にマホームズが勝ち越してくれた。タイタンズオフェンスの焦りもあって、余裕を持って対処出来た。
プレーオフは楽勝の展開。不安はアンディ・リードの必殺技がどこかで出そう、ということ。スーパーボウルの相手は難敵。マホームズだから、楽々な展開になる可能性もあるが、リードの采配勝負になってくると何度も見た悪夢をもう一度、見せられそうで怖い。それを上回るマホームズへの期待値は青天井。
やはり前半ラスト、マホームズに奪われたTD。これが全て。あの、1プレーでチーム全体がガッカリしてしまったように思う。せめて、FGで抑えたかった。それも、どこかで止められたQBのランで相手を勢いづかせてしまったのだから、このTDの後、ロッカールームの士気はどうしようもなかっただろう。それでも、3Q初めのチーフスの攻撃を無得点抑えた。が、その後はロングドライブで時間も削られ、理想通りのオフェンスをされてしまった。
ヘンリーが後半ほとんどキャリーしていない。その間に差が広がってしまったが、最後までヘンリーに拘るべきだった。プレーオフに入って30キャリーを超えていたヘンリーが19回。オフェンスのゲームプランが大きく崩れた。ランが出ないとタネヒルも精彩を欠く。ただミスなくプレーすれば勝てる相手ではない。破れかぶれのプレーをして欲しかった。
今年のサプライズチーム。タイタンズのトリップは終了。本当に楽しませてもらいました。ヘンリーの爆発的なラン、タネヒルの信じられない変化。プレイベルのごついカダイとは真逆の優しそうな顔。タイタンズブルー、いいね。
タイタンズ 24ー35 チーフス