NFL全試合観戦記

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NFC CHAMPIONSHIP パッカーズvs49ers

このオフェンス好き。私はラマーの様にQB中心のランオフェンスは大嫌いだが、49ersのオフェンスは好き。堅実なショートヤードはOLの力、ロングゲインにはレシーバーのしっかりとしたブロックのサポートがある。やっぱ良いわ、オールドスタイルと言われても。オフェンスラインは完全に押していた。モスタートが220ヤード、前半で160ヤード3TD。いやいや、有り得ない破壊力。ガロポロは3Qはパスを投げず。パス8回、成功6回。ランが出ているうちは、パス攻撃を温存。徹底したリトルシャナハンオフェンス。父親の見守る中、花開いた。

ディフェンスは前半、パッカーズを圧倒。ロジャースからのインターセプト。CBモズリーの値千金。パッカーズに与えたダメージの大きさよ。ボサ、アームステッドがサック。トータル3つと少ないが、印象ではパッカーズOLを圧倒していた。ロジャースが常にラッシュを警戒。その上で、ランを止めていた。見事。アレキサンダーが戻って来た事で、グリーンローのプレーに余裕が出て来ている。

モンタナ、ヤング時代以来のリングが目の前に。強いディフェンスとラン。ボール離れの良いガロポロ。役者は揃った。唯一の不安はコールマンの怪我。脱臼の様で、何とかスーパーボウルではプレー可能との話。決定的な切り札とも言えるコールマンとモスタートよりチーフスディフェンスを切り裂きそうなブリーダ。楽しみな地上戦でスーパーボウルに挑む。

 

前半、リードされた後、良いテンポでのオフェンスをファンブルロスト。この時点で勝負あった。ロジャースではなく、Cリンズリーのスナップが股に引っかかった様に見えた凡ミス。この時点でチームに49ersのランオフェンスを止める術がなく、敗色濃厚。前半0ー27。レギュラーシーズンでも見せられた光景。その時は0ー23だった。その時より悪い。それでも、後半はアダムスにパスがヒット。138ヤード。前半は1キャッチ。苦戦。それでも、ジョーンズのランを試るべきだった。しかしながら、オフェンスの時間をここまで削られては。

良いパスラッシャーは揃えたが、ランストップはイマイチ。それにしても、前半160ヤード走られてしまっては、敗因のトップに挙げられてしまうのは致し方ない。マルチネスは良い選手だが、支配的な選手とは言えない。ランオフェンス、ランディフェンスを疎かにしていたツケが出てしまった。

ロジャースの2個目のリングはまた遠のいた。やはりレジェンドな選手でも、衰えは訪れる。

まあ、これだけ素晴らしくても衰えたと言われてしまうのは、それはそれで凄いのだが。だからこそ、来季はアダムスに続くWR、そしてILBの補強が必要。でも、指名しないだろうなぁ。もしDBを指名したら、ペティンよ、趣味に走り過ぎだ!と叫びたいと思う。

 

パッカーズ 20ー37 49ers