NFL全試合観戦記

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リレビュー SUPERBOWL チーフスvsバッカニアーズ

チーフス

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TEトラビス・ケルシー

 

連覇を狙ったリードとマホームズNFLのレジェンドと年長HCの巨大な壁に夢は儚く散った。LTフィッシャーの欠場が響いたのは明らか。もっと言えば、オールプロRTシュワーツがシーズン中盤にIR入りしてしまったのが痛かった。両Tが潰れ、プレッシャーが掛かり、マホームズが真っ直ぐ下がらざるを得ない状況になってしまった。それでも際きわのパスを投げるマホームズには舌を巻くしかない。ドロップしたパスの1つでもコンプリートしていたら、試合の流れは変わっていただろう。ヒルは徹底マーク。ケルシーは何度なく1stダウン獲得で、100ヤード越え。ワードマン、ワトキンスが不発。ここらあたりが頑張りたかった。後半開始直後から、ヒリアーのランを使い始め、流れが変わりそうだったが、すぐ諦めてしまったのは解せない。

 

クラーク、ジョーンズをしっかり受け止められた。その上、ブレイディのクイックリリースに翻弄されてしまった。特にDB陣が注文通りのパスインターフェア。イライラが募る。

 

実は大きなアドバンテージだったスペシャルチームが足を引っ張った。パントは飛ばず、プレスナップで1stダウンを与えるオフサイド。ハードマンはマフ癖からか、リターナー起用は無かった。

 

試合前、アシスタントコーチであるリードの息子さんに大きな自動車事故があり、精神的にキツイ状況だったらしい。チーフス全体に重さを感じたのはそれだったんだ。完敗で潰えた二連覇。だが、マホームズは足の怪我を治し、来季もAFCに君臨するだろう。今から本命です。そりゃもう。手強いなぁ。

 

バッカニアーズ

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LBデビン・ホワイト

 

すみませんでした。ブレイディに衰えはなかった。試合ごとに冴える感覚。この試合でのブリッツの読み。まだ、出来る。グロンクも出来る。でしょうの2TD。ブラウン、来年もバッカニアーズにいたいよー、のTD。元ペイトリオッツトリオ。エバンス、ゴドウィンはデコイに徹した。影の立役者、OL。硬かった。ブレイディとの信頼関係も構築されていて、ただただ見事。ジョーンズ、フォーネットのRB陣が好調。特にフォーネットはジョーンズの怪我の部分を補完していた。レフトウィッチの荒さも出たが、最小限。エリアンズの信頼も得て、この先HCの声も上がりそう。

 

そして、ホワイト。そして、デビッド。これだけ凄いLBがいるからこそ、DBが我慢出来る。ディフェンス全体が落ち着いたところに、反則が少なくなった遠因もある。後ろを構わず前へ行けるOLBバレット、JPP。ビアの復帰がスーを更に前へ。生え抜きとFAの見事な融合。

 

史上最年長同士。HCとQB。合わせて軽く100歳越え。試合後のインタビューでエリアンズは来年も戻って来ると発言。来季も最年長コンビで連覇に挑む。

 

SUPERBOWL チーフス 9ー31 バッカニアーズ

 

今年はシーズン完遂。NFLの努力には頭が下がる。今年の敵はコロナ。だから、全てのチーム、全ての関係者、ファンが勝利したのです。

マーカス・ピータースも含めますよ。ありがとう。感謝。