NFL全試合観戦記

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WEEK11 ベンガルズvsスティーラーズ

ベンガルズ

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RBサマーリ・ピーライン


チェイス不在でも355ヤード4TD。涼しい顔のバローはウエンツ瑛士の様でムカつくわ。ちなみにバローが嫌いじゃなくて、ウエンツ瑛士が嫌いなのです。念の為。OLが安定していたら、バローはSSクラスのQB。パスは余裕。ミクソンが脳震盪で退場した後はピーラインへのパスで試合を組み立てる。ピーラインはパスで3TD。まぁ、余裕。よっちゃん。ヒギンスが148ヤード。チェイス不在でアーウィンという選手がキャリア初TD。調べてみたら4年目の選手。こういった伏兵が活躍するのは強み。マクファーソンの安定したキックもある。前半、リードされて後半を迎えるが、オフェンスに淀みはなかった。


1stダウンでラン。ほぼハリス。そこを止めればもうドライブは苦しくさせられる。パスオフェンスならDBはきっちりとマーク。ハーフタイムアジャストで後半はパーフェクト。最後のTDはプレゼント。ちょっと焦る。


プレーオフ争いから地区優勝争い。正直、ディフェンスが弱体化しているチームには優位を保てるが。バローのプレーはOLが鍵。被サック量産なら、その道は狭まる。


スティーラーズ

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LB J J・ワット


もう1stダウンでのナジー・ハリスへのランはやめた方がいい。結果、3rdダウンに苦しむことになる。この試合2回ほど良いランはあったが。3rdダウンコンバージョンが17回。いかに2スナップで1stダウンが取れないのかの証明。早々に2番手ウォーレンが怪我で退場してしまい、ハリス一本やりしか手はないのは分かるが。3番手の存在も重要。ピケンズは大物レシーバーになれる。だからこそ、最後のドロップは頂けない。取ったらTD確定だったし、オープンだった。


ワット以外いらなくね。特にDBのタックル力のなさは致命的。TDは全てタックルミスが関わっている。大きなTE相手になら分かるが、何度もRBにタックルミスしてしまうと、こちらは萎える。ワットは変わらず凄え。インターセプトなんて、いつもぎ取ったのか、分からんかった。


そのワットが作ってくれたチャンスにTDを取れなかった時点で、試合は決まった感も。なんか弱いなぁと思える試合。能力に頼ったディフェンス、やら、ゆるゆるのDBやら。どこかに似てるチームがあるぞ。そう、ブラウンズです。スティーラーズファンの方々ごめんなさい。あくまでも個人の見解ですので。仲良く3勝だし。


ベンガルズ 37ー30 スティーラーズ

WEEK11 ライオンズvsジャイアンツ

ライオンズ

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DEエイダン・ハッチンソン


今年のライオンズは面白い試合をする。強さとまでは行かないが、見ていて飽きが来ない。ゴフはのんびりプレー。いやいや、印象がです。OLの出来が良く、ポケットは綺麗。パスを投げる時間は十分ある。それでも、無理せず堅実にドライブを進める。強いランゲームが後押し。ジャクソン、ウィリアムス、スウィフトを主戦に色々なランで目眩し。ウォリアムスは3TD。10試合を終えてのTD12はバリー・サンダースを凌ぐ。そもそも過去6年で13TD。今年の決定力は半端ない。

 

付記

失礼しました。バリー・サンダースは16個ですね。1992年以降チーム最多ということです。すみません。訂正します。


ランディフェンス低調なライオンズがバークリーを抑えた。バークリーに集中。QBジョーンズのランは脅威でも、パスはそれ程でもない。インターセプト2つゲット。特にハッチンソンのインターセプトは驚愕。あのスピードのボールをあのタイミングでインターセプトとは。あのハンドスキルはドロップの多いWRに学ばせたい。あのが多い文章。


とりあえず、昨年の勝ち星を確実に上回った。1ポゼッション差で負ける試合も多く、一つ違えば、地区優勝争いにまで手が伸びていた。今年のプレーオフは難しいが、キャンベル3年目に向けて、シーズンの残り試合をしっかりと戦いたい。


ジャイアン

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WRワンデール・ロビンソン


バークリーがここまで抑えられては、そりゃ完敗。流石にバークリーが15回22ヤードでは。ジョーンズが44回投げて341ヤード。逆にこれでは勝てないのがジャイアンツの辛いところ。2ターンオーバーも久しぶり。ま、パスが多くなればジョーンズにはこのリスクが伴う。そんな中、気を吐いたのがルーキーWRロビンソン。9回100ヤード。カレッジ時代はアラウンドの鬼。そのスピードは桁が違っていた。WRというより、リターナーとして花開くかと思っていました。100ヤードは立派。


ライオンズに繰り出されたランにタジタジな印象。思っていたよりOLを崩せず、ゴフへのハリーも少なかった。珍しくディフェンスに全く見せ場無し。


同地区対決を前に痛い1敗。まだ、イーグルスをスイープ出来れば地区優勝の可能性もある。次の1敗からプレーオフ争いにランクダウン。次戦カウボーイズ戦が天王山。もう結果は出てる。どうなった?


ライオンズ 31ー18 ジャイアン

WEEK11 カウボーイズvsバイキングス

カウボーイズ

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Kブレット・マハー


完勝。悲しいかな、同地区イーグルスのシード1を後押ししてしまう勝利。痛し痒し。でも、勝たないとね。ランオフェンスがチェンジ。ポラードをエース、ショートヤードでエリオット。見事にハマって、ポラードラン80ヤード、エリオット2TD。パスでポラード大活躍。109ヤード2TD。ポラードの動きがエグい。WRラムもエースの貫禄。プレスコットも安定したプレーで被サック0、インターセプト無しの276ヤード。パスミスもたった3回で言うことなし。


モンスターディフェンスの先鋒、マイカパーソンズがいきなりのファンブルフォースでのターンオーバー。このプレーでガッツリ、試合のモメンタムを掴む。その後もサックはチーム合わせて7つ。好調バイキングスオフェンスを圧倒的に封じ込めた。


そして、Kのマハー。前半終了間際残り5秒で60ヤードのFG。キック成功!と思った瞬間、タイムアウトで蹴り直し。その蹴り直しを決めて、チームは気分良く後半へ。マハーは60ヤード以上を決めたのは3回目。タッカーを凌ぐ60ヤードのスペシャリスト。


バイキングス

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何度も書くが、スタジアムのファンにこそ感謝


好調バイキングスがホームでまさかの大敗。カズンズは自己ワーストの被サック7。カズンズというよりOLが後手に回った。LBに1対1でGが完全に押し切られ、青天見せてしまっては。序盤に反則も多く、クックは1stダウンを取った後にトーンティング。よく見ると相手アシスタントコーチに煽られていたのが分かったが、挑発に乗ってはダメ。


元々、バイキングスディフェンスには大きな波があり、あまり信用出来ない。後半20点差からのスタート。明らかに集中力を欠いている。後半はオフェンスもだが、それ以上にディフェンスには試合を投げてしまった雑さを感じた。


ターンオーバー1つだけでこれだけの得点差が付くのは、あまり見た事がない。カズンズ、インターセプト無し。意外にも最初のファンブルロストでの1つだけ。このホームでの大敗戦でチームも引き締まるでしょう。悲願のリングを手に出来る可能性があるのだから。


カウボーイズ 40ー3 バイキングス

WEEK11 パンサーズvsレイブンズ

パンサーズ

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DTブレビオン・ロイ

 

メイフィールドは終わってしまったのかと問われれば、泣きながら終わりました、と答えるしかない。本当に終わってしまったと思う以外にはないプレー。パスは短い、立ち止まった相手にしか投げれない、ランアフターがほぼないパス。スペースが読み切れない。21回成功で200ヤード越えていない。1回平均10ヤードを切っている。ラッセル・ウィルソンに似ているのは、迷ってポケットを出た場合、ほぼパスは失敗する。得点は僅か3点。エンドゾーンに投げ込む事はなかった。


ディフェンスは回復中。ただ、忘れねえぞベンガルズ戦。この試合はトンプソンを中心にしっかりとラマーをケア。ラマーのトータルプレーで200ヤード切るほどに抑えた。ロイはユーモラスなデカさのDT。キャリア初のインターセプト。走ってる姿は可愛いらしい。


悲しいかな。メイフィールドは今ウォーカーの控えである。もうフランチャイズQBになる事はないだろう。次戦はダーノルドかな。それも心に痛い。


レイブンズ

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EDGE JPP


ラマーのランが平均2.8ヤード。上手くパシュートされ、スクランブルにも迷い。しかし、結局、仕事はするラマー。唯一のTDは自らのラン。ラマーのオフェンスには奥へ走れるWRが1人いれば良いと思っていた。それがマークイス・ブラウンでもベイトマンでも、もちろんデマーカス・ロビンソンでも。ロビンソンは移籍後初の100ヤードレシーブ。キャリアでも早々なかった。前出の2人より、ラマーとコンビを組ませたら、成功しそう。アンドリュースも戻って来たし。ラマーのランが低調ならドレイクもいるし。ここに来てツボを抑えた補強が活きて来る。


JPPが1サック1インターセプト。ここにもツボを抑えた補強が功を奏している。キャンベルとかヒューストンとか、外部から来た大物が新たに花開かせる。ディフェンスが立ち直って来たのもベテランの力が間違いなくある。


ラマーが低調ならロースコアになる。その試合を勝ち抜く。強い、と言うよりはしぶとい。相手にとって嫌なチームになっている。


パンサーズ 3ー13 レイブンズ

WEEK11 ベアーズvsファルコンズ

ベアーズ

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RBデビッド・モンゴメリー


もう少し何とかしてやれ、とは言いたくなる。OLは本当に良くないな。モンゴメリーが個人技でこじ開けているだけ。もちろん、フィールズも。一発ムーニーへのTDパス。何とかランで打開しようとしているが、OLは反則も繰り返す。せめて、反則はするなよ。モンゴメリーはラン17回パス3キャッチでチームトップ。クメット、クレイプールも不発。フィールズは後半、左肩が傷んだり、足のストレッチをしたり、満身創痍。最後のインターセプトもそれが原因かも。本当に何とかしてやれや、って言いたくなる。


ヤバいのは核を失ったディフェンスの方が上。ブリスカー、ゴードンがチームを引っ張るが、まだ、若い。ランと分かっていてボックスへの集散が遅い決勝ドライブを見ていると、何を置いても軸を作るのは大切だと痛感。


フィールズの怪我の状態は気になるところ。フィールズの出場が無ければ試合にならないだろう。それだけ、フィールズのポテンシャルには呆気に取られる。モバイルが好きではない私でも、フィールズのプレーにはワクワクしてしまうのだ。


ファルコンズ

RBコーデラル・パターソン


やはりランを使うと粘り強いオフェンスを展開出来る。ちょっとマリオタのスクランブルが多過ぎるきらいはあるものの、これで正解。アレジアー、パターソン2人で100ヤード超え。ハントリーもう少し使ってもいいっしょ。最後にピッツが怪我で引いてから、更にランで押す。前半に2つのファンブルロスト。特にパターソンは責任を感じていたのか、久しぶりにキックオフリターンで登場。そして、リターンTD。このTDが流れをガラッと変えた。


きちっと対策していた様な感じ。毎試合やってくれよ。フィールズへの対策は出来てだとは言い難いが、後半サックを浴びせて以降、動きが悪くなったフィールズを何とか止めた。4サックは出来過ぎ。


低レベルで混戦のNFC南地区。ある意味先は読めない。セインツとファルコンズバッカニアーズが横一線。しかしながら、試合内容自体の面白さではこの地区が一番かもしれない。勝てなくても。


ベアーズ 24ー27 ファルコンズ

WEEK11 レイダースvsブロンコス

レイダース

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WRダバンテ・アダムス


低調なチーム同士の対戦。シーズン前は死の地区扱いをしていたが、強いのはチーフスだけ。新HCの上手くいっていないチームの代表決定戦。カーよ、私の言った通りじゃん。迷うならアダムスに投げとけ。141ヤード2TD。オーバータイムでの35ヤードTDパスキャッチ。そう、信じれば良い。ブロンコスディフェンス相手にジェイコブス100ヤード超、カー300ヤード超。この勝利でカーとオフェンス陣に自信が戻りそう。


マックス・クロスビーが2サック。クロスビーがディフェンスの全てを背負ってる。見た目激コワのパスラッシャー。相手低調オフェンスもあったが、前半終了間際、エンドゾーン直前のファンブルフォース。結局、そのシーンをFGミスで無得点に抑えた事が大きかった。


3勝目。この勝ちはチームを軌道修正出来るのかでマクダニエルズの手腕を計られる。アダムスへのTDパスでの劇的サヨナラ勝ち。乗らなきゃ嘘でしょ。


ブロンコス

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Sダマーリ・マシス


もう何をか言わんやである。この試合の後、メルビン・ゴードンがリリース。確かにファンブルの多さは今も変わらず。しかしねぇ、本当はハケット解雇したいでしょ。プレーコーラーが、変わった様だが、オフェンスは相変わらず。ランを真ん中に集め、ドロップバックでパス。この連続を読まれているのに、延々と続けてしまう。スクリーンパスも殆どなし、ピッチプレーもなし、アラウンドもなし、ウィルソンを走らせもせず、そりゃオフェンスも低迷するでしょう。ウィルソンも判断する事が出来ていない。酷かったのは4Qの2ミニッツ。3rdダウン10でのウィルソンはポケットを出てのパスミス。今のウィルソンに3rdダウン10を更新する力はない。そのウィルソンにパスをコールするのはどうかとも思うが、結果パスミスタイムアウトを使い果たしたレイダースに1分45秒渡してしまう。せめてサックでも良い、スクランブルで潰されて1stダウン取れなくても良い。それだったら、残り1分10秒だった。そこで立った負けフラグ。ああ無念。


ディフェンスには何もいう事なし。アダムスを抑えるのは早々難しいが、4Qを20点以下に抑えてまた、負けてしまう。気持ちを維持するのが難しい。次に大量失点しても許します。私が許します。


ちなみに私の友人のブロンコスファンは筋肉が弱まる進行性の病気。毎試合、痺れる試合でその観戦後の水分をストローで摂取するのだが、口に力が入らず、水分が摂れないぞ。深刻な病気になったら、ハケットを訴えるぞ。ここからは負ける時は大敗、勝つ時は大勝でお願いします。


レイダース 22ー16 ブロンコス

WEEK11 ラムズvsセインツ

ラムズ

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Kマット・ゲイ


スタフォードが投じたTDはアトウェルへ。62ヤードのTDパス。アトウェルはキャリア初キャッチ。全く目立たない2年目。2巡でこれは寂しい。この試合を契機に活躍出来るか。でも1キャッチ。今シーズン2キャッチ。こらこら。スタフォードはサックを浴びて退場。ウォルフォードではなくパーキンス。ウォルフォードよりはマシかなと。ひたすら、走るラン中心。こちらに振れた方が、思い切ってコール出来る。2ポゼッション差を付けられて時間の少なくなった時のドライブ、3連続サックなんてのもあったり、パスは未熟。最後58ヤードFGをゲイが決め、オンサイドに賭けたが、ジ・エンド。


ヒル、カマラに翻弄される。ラッシュも決まらず、苦しい展開。昨シーズンの快進撃を支えたディフェンス陣。ラムジー、ドナルド辺りに漂う、今シーズンは諦めた、は多少感じる。フロイド、ゲインズが2サックずつ。こっちはまだまだ元気です。


カップまで失い苦しいオフェンス。途中スタフォードもいなくなると、流石に勝てないよなぁ。この試合で昨シーズンのディフェンディングチャンピオンプレーオフ出場が絶望となりました。


セインツ

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OLBケイデン・エリス&DEカール・グランダーソン


こちらも満身創痍。それでも、ダルトンの経験とヒルの使い所。そこを間違えなければある程度戦える。ヒルは獅子奮迅。パスを3回投げ。ランは9回52ヤード、パスキャッチ1回。カバーチームにまで出ていた。チームの意気も上がり、ダルトンへのプレッシャーも軽減されていた。カマラは少しドロップがあった。パスの方ではルーキーWRオレイブが一味違う活躍。今年のルーキーWRの中でもトップの活躍。トーマスいないのもあるが、素晴らしい。チームのオフェンスが保っているのはオレイブの活躍によるところが大きい。獲得102ヤード。ダルトンインターセプトを投げなかったのも勝因の一つ。


ディフェンスはエゲツないぐらい怪我人続出。キャメロン・ジョーダンがキャリア初欠場。ラティモア、ワーナーまで欠場。良くある事だが、その欠落がチームの奮起を導く時もある。2人の地味なローテーション系パスラッシャーが1.5サックずつ。エリスは良い選手になったなぁ。


これだけの選手がいない中での勝利。特にジョーダンの欠場が逆にチームを纏めた様な。チームのメンターでもある大ベテランに頼り続けてはいけない。まだ、プレーオフへの可能性を残す勝利。相変わらずFG成功時に、カメラに手を振るファンは死ぬほど嫌いですけど。


ラムズ 20ー27 セインツ