NFL全試合観戦記

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WEEK12 ベンガルズvsタイタンズ

ベンガルズ

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WRティー・ビギンズ

 

両チームとも堅実にオフェンスをしていた。ターンオーバー0。バローに至っては危ないパスも極々まれ。安定感と爆発力を併せ持つ。あー羨ましい。チェイスとミクソンいなくても勝ってしまう。勝つ為の何かをしっかりと理解している。ヒギンズが114ヤード1TD。本当にライン際に強い選手。両足をピッチに残すテクニックが一番上手い。TEハーストのダイナミックなキャッチ。RBペリーンも試合ごとに成長を見せている。


ディフェンスはランに絞って成功。ラッシュに力を掛けず、ヘンリーを追っていた。相手の生命線を断ち、タネヒルに多く投げさせれば、自ずと勝ちは付いてくる。


南地区首位のタイタンズに良い勝ち方。プレーオフ戦線においてもモノを言って来そうな貴重な勝ち星。悔しいがブラウンズとは一味も二味も違う。追い付けない。ダルトン、カムバック!


タイタンズ

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WRタイラー・バンクス


よくちゃんと走ってましたのWRバンクス。ランでは冴えなかったヘンリーがパスをキャッチしてビッグゲイン。そのままTDと思いきや、エンドゾーン手前でファンブル。ボールはエンドゾーンでコロコロ。それをバンクスがリカバーして事なきを得た。しっかりとブロッカーとしてヘンリーの後を走っていたバンクス。偉い。そのヘンリーがランでは抑えられた。まぁ、敵チームはヘンリーのランを抑えたら勝機が広がるからマークはキツくなる。その時のヒリアードは良いゲインをしていたが、たった2キャリー。ヘンリー低迷なら使わなきゃ。ヘンリーのラン、タネヒルのプレイアクションの布石がしっかりと出来なかったのが敗因。


ディフェンスはもう少しラッシュをしたいところ。ベンガルズの弱味はOL。あまり揺さぶれず、サックは1つ。少しペリーンのハードな当たりに悩まされた。後はバローのスクランブル。最後まで、マーク出来ず。


試合のモメンタムが変わったのは前半最後の攻撃。しぶとく前へ進み、残り数秒でのFGアテンプト。普通に決まる距離をKブロックがミス。リードして後半に入って行けなかった。つくづく、こう言ったスペシャルチームのミスが流れに水を差す。スペシャルチームって本当に大切。


ベンガルズ 20ー16 タイタンズ

WEEK12 ファルコンズvsコマンダーズ

ファルコンズ

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WRオルメイド・ゼキュラス


アーサー・スミスは最後までランを信じた方が良い。もちろん、マリオタは時折良いパスを投げるが。アレジアー、パターソン、マリオタと優れたランナーが並ぶ。だが、最後まで信じていない。この後に続くハントリーが何故、1キャリーなのか。そのキャリーで見事に12ヤード走っているのに。ゼキュラスへのパスは45ヤード。キャッチも素晴らしい。だが、雨の中、パスプレーはリスキー。パスシチュエーションでのラッシュに耐えきれず、ミス。やはり、ランで推して欲しかった。それが、最後のインターセプトにも繋がっている。


ラッシュという面では物足りないが、ランストップではまあまあ。ただ、最後の一押しで1stダウンを取られてしまったり。この雨の降り頻る中、中々に難しいロードゲームとしてはディフェンスはよくやっていたと思う。


一つ後退。負け越しながら、地区優勝の可能性は残ったまま。低調の地区ならではだが、オフェンスの迷いが成績に結び付いてしまっている。アーサー・スミスよ。ランを信じろ。


コマンダー

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RBブライアン・ロビンソン


ハイニキには相手に合わせてしまう癖がある。だから、どの試合でも4Qに勝負が縺れてしまう。雨の降り頻る中、ハイニキはキーのパスはしっかり決め、こちらもラン勝負。ブライアン・ロビンソンの強さを活かして、ドライブが進んで行く。キャリア初の100ヤード越え。TDパスキャッチもキャリア初。そのTDはフィジカルを活かして。本当に良い選手だなと。そして、3番手のウィリアムスが思いの外良い。マキシックがIR入りな中、嬉しい台頭。


中々に難しいファルコンズのランオフェンス。マリオタにはかなり苦労したが、プレッシャーは届いていた。サックは1つ。TDで逆転の場面。エンドゾーンで弾かれたボールをCBケンドール・フラーが殊勲のインターセプト。難しいタイミングでエンドゾーン内でのキャッチ。紙一重の天と地の差。


ハイニキで粘り強く勝って行けるチームに変化。4Qに強いという暗示は敵にも味方にも有効だ。このままN東の混戦に拍車をかける。プレーオフ争いを勝ち抜けるチーム力がコマンダーズにはある。


ファルコンズ 13ー19 コマンダー

WEEK12 ビルズvsライオンズ

ビルズ

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WRステフォン・ディグス


非常に面白い名勝負。楽しかった。アレンはパス253ヤード2TD1インターセプト。パスよりもランで78ヤード1TD。しかし、ちょっと走り方にハードタックルを受けそうな感じ、より頑張ってしまう癖。良いんだけど、注意してくれ。ディグスは大事な時のパスで重宝。77ヤード1TD。TDを取った後、めちゃくちゃ怖い顔でアレンに詰め寄り、握手。本当に熱い男。KバースはPATを外した後の試合終了残り3秒での決勝FGを成功。ホッと一息


非常に強固だったディフェンスだが、たまにはこんな事もあるでしょう。油断ではないが、同点FGエリアに入れてしまったのは頂けない。


もうAFCなら絶対ビルズ応援。マホームズ狩りは任せた。ただ、マホームズが同じチームに連敗するイメージはないので。大きな壁、マホームズプレーオフで越えると、自ずとバッファロー、悲願のリングが見えてくる。


ライオンズ

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WRアモン・ラ・セントブラウン


面白い試合をするのだが、勝てないライオンズ。本当に楽しい試合をする。撃ち合い上等のスタイル。ゴフ。ホットターゲットはセントブラウン。個人的にこの選手はここまで凄いとは想定していなかった。兄貴のイメージ。もう少しでジェイムソン・ウィリアムスが復帰して来たら、どうなるのかワクワクが止まらなくなるライオンズのパスアタック。強い地上戦。それ程獲得ヤードは出なくても工夫。それをフリにしてのジャマール・ウィリアムスのTD。悔やまれるのはゴフのセーフティ。投げる時間を十分に貰ってのエンドゾーン内でのサック。OLは良化著しい。


やっぱり来年はディフェンスの強化。LBでしょうな。アレンのランに再三やられてしまう。決勝ドライブでもアレンのロングゲインを許して僅か23秒の残り時間でFGエリアに入れてしまう。ランディフェンスはさっぱり良くならないし、DBも致命的なパスインターフェアもあった。


良い試合で強豪撃破に後一歩。ライオンズは強くなっているのは間違いない。そこにあるチームポリシー。負け癖を克服出来るかは、HCキャンベルの手腕が問われる。


ビルズ 28ー25 ライオンズ

WEEK12 ジャイアンツvsカウボーイズ

ジャイアン

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Kグラハム・ガノ


読まれつつある戦術バークリー。ここ2試合はバークリー低迷。1stドライブはジョーンズのパスで展開。時間を掛けてFG。そのフリが活きなかった。バークリーは11回39ヤード。ジョーンズが3回14ヤード。ランを工夫して何とかしようとしたが、上手くパシュートされてしまった。そうなると、ビッグボムのないジョーンズのパスではリードされてしまうと追いかける力はない。ビッグプレー能力のあるワンデール・ロビンソンが怪我でIRに入ってしまったのも痛い。


ディフェンスは2インターセプト。そのターンオーバーが点に変わらない苛立ちからか、ディフェンスが耐えきれない。2インターセプトながら、サックは0。ティポドーは未だ1サック。NFLの壁にぶち当たっている。


前週、PATを2度外し、少し心配されたガノが今週はパーフェクト。ロースコアを志向するジャイアンツにとって大切な選手。同地区相手に苦杯。これで自立地区優勝はなくなった。プレーオフを確実にする為にも次週正念場。


カウボーイズ

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WRマイケル・ガロップ


この試合はエリオット。この起用法をとられると本当に迷う。ポラード爆発の次の試合、エリオットを主戦。エリオット16回92ヤード1TD。ポラード18回60ヤード。2人に繰り出されるランで相手ディフェンスを翻弄。そこに奥でのラムの働き。いやぁ、本当にフリーにしてはいけない選手。めちゃくちゃ成長している。そして、ガロップ。難しいボールをキャッチして、プレスコットを助けた。ベッカム獲得の噂もあり、奮起。シュワーツは2TD。プレスコットは2インターセプトを喫したものの、通常営業。


ディフェンスは違いを見せた。パーソンズは獲物を狙う禽獣の如く。2サックを積み上げ12サック。昨シーズン13サック。2年目で、1年目の記録を軽く越えそう。


負け越し不在の地区。3チームともワイルドカードに出場しそうな勢い。その中でもイーグルスへのリベンジを成し遂げてから、プレーオフに臨みたいカウボーイズイーグルスに勝ちましょう。


ジャイアンツ 20ー28 カウボーイズ

WEEK11 イーグルスvsコルツ

イーグルス

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QBジェイレン・ハーツ


苦戦もする。時もある。しかしながら、ハーツの局面を打開する能力を甘く見てはいけない。最後のドライブなど、相手が自分を見ていないのを理解している。そのドライブはQBキープを連発でロングゲイン最後も見事にランで逆転のTD。男前。パスはいつものハーツ。この試合ではインターセプトは無かったものの、ファンブルロストが2つ。ブラウンとハーツ。中々オフェンスが波に乗れない。そして、最後、残り1分20秒での逆転劇。こういう試合をものに出来るクレバーさがハーツを光らせている。


スーを獲得し、ラン対策。欠場をしない鉄人はスナップの1/4ぐらいに登場。しっかりと動けることを証明した。ランを対策出来れば後はプレッシャー。大事な3rdダウンでサック。残り4分TDを取られたら2ポゼッション差になってしまうところをサックでFGに抑えたリディックの殊勲に拍手。


強いチームと当たらないイーグルスに一抹の不安はあるものの、苦しみの勝利。ただ、ほぼ第一シードが決まっていて、若干チームに緩みが見えるのも事実。そこをどう引き締めて行くのか、ここからが踏ん張りどこ。


コルツ

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OLBヤニック・ンガコエ


サタデーに代わって新機軸になるかと思ったが、すぐに戻る。かなり良くランが進み1stドライブでTD。1stドライブで漸くTDが奪えた。常にリードを奪う展開で何故、ランが先細り。意味不明。ライアンがたくさんパスを投げる展開では絶対に得点は積み重ならない。案の定、大事な場面でのサック。ターンオーバーを得点に出来ない。良いパスでエンドゾーン直前まで進めながら、TDが取れない。4Qの残り5分余りのドライブ、やはりサック。スローで見ると確かにフェイスマスクを掴まれてるが、せめて投げようよ。最後1分20秒、残念ながら、今のライアンに逆転のFGは期待出来ない。サック、反則で下げられ4thダウンベリーロング。ジ・エンド。こんな幕切れ、衰え行くライアンを見たくなかった。


ディフェンスは効果的にハーツを追い詰めるが、どうして、逆転のドライブだけ、ハーツを離してしまったのか。一番リスクの少ないプレー。特に最後のTD。1つのフェイントで綺麗に前が空いてしまった。パスで決められるなら仕方ないけど、見え見えのハーツのキープにやられてしまったのは悔いが残る。


イーグルスに勝っていたら、両リーグで第一シードに勝ってプレーオフに出れなかったチームの称号が貰えたのに。残念。この敗戦でほぼプレーオフ敗退が決まってしまった。それも残念。


イーグルス 17ー16 コルツ

WEEK11 49ers vsカージナルス

49ers

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QBジミー・ガロポロ


色んな選手が滞りなく活躍。ミッチェルが真ん中からディフェンスを切り裂き、59ヤード。キャリー数は少なくともオフェンスのリズムを作る。マカフリーはハンドスキルの確かさと強さでアピール。キトルは4キャッチで2TD。最後は39ヤードのTDで走り切る。アイユークは2キャッチ2TD。サミュエルはアラウンドでビッグゲイン。そのオフェンスのコンダクターがジミー・G。228ヤード4TD。ランス待望論が消えて行く。


そして、ディフェンスもしっかりしていた。グリーンロー、ワーナーがいるとランストップは完璧。再三OLを割って入るボサにハリーさせられて、パスは失敗。理想的なディフェンススキームと言える。デメコ・ライアンズ恐るべし。


強いぞ。49ersシーホークスとの首位争いを制したら、更に自信になるだろう。これだけオフェンスがオールインワンしてるとあまりの鮮やかさに目が眩む。イーグルスに勝てるチームの1番手として49ersを挙げたい。


カージナルス

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WRグレッグ・ドーチ


そもそものモメンタムが変わったプレー。折角奪った1stダウン。ディアンドレ・ポプキンスのトーンティング。アホなの。敵を指差したら、侮辱行為に取られてしまうのは分かってるだろう。このチームの中心選手のアホプレーで15ヤード罰退。チームの雰囲気が変わった様に思う。それでも、ドーチのこの試合最長プレー。スクリーンに近いパスをすり抜け、47ヤードゲイン。ドーチはキャリア初の100ヤードオーバー。反則で戻されたが、リターンでも活躍。花開きそうな3年目。その後はぐんぐん離され、結果マッコイも引っ込める点差に。たが、マッコイがそれほど悪いとは思えず、今の強い49ersのディフェンスには点差が開いた後、中々得点は難しい。


49ersOLに完敗。ワットが全く目立たない。その上、シモンズ、コリンズも目立たない。ブッダ・ベイカーはブリッツでガロポロに投げ捨てさせた。こんなプレーが後何回か欲しい。


この試合に地区上位浮上を賭けたカージナルスが地元で完敗。プレーオフはほぼ絶望。勝てば望みが繋がったのだが。しかしながら、マレーが出てもあまり結果は変わらなかっただろう。49ersのオールインワンオフェンスはどこのチームでも攻略は難しい。


49ers 38ー10 カージナルス

WEEK11 チーフスvsチャージャーズ

チーフス

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TEトラビス・ケルシー


はい、分かりました、良いです、良いです。AFCはチーフスで決まった。はいはい、リングを上げますよ。つまんねー。なんて拗ねたところで、チーフスの強さは変わらない。ヒリアー怪我でパチェコが107ヤード。体は小さいが馬力がありガッツィー。もう、ケルシーについては言いたくない。凄いです。もう誰も付けずに、全員でブリッツ行っていいんじゃね。結局、ゲインされるのなら。それぐらい極端な守備を時には引かないと、結果負けるんだから。マホームズは329ヤード。安定の通常営業。


クリス・ジョーンズが2サック。それも大切なシーンでの活躍。やっぱり頼れるチームの大黒柱。セカンダリーも堅実にタックルして止めている。プレッシャーが効かない時のロングパスは厳しいけど。


またチーフスかぁ。チャンピオンシップまで確定じゃん。第一シードにすんなよ。強いのは分かってる。けど、アンチにとっては憎らしい劇的逆転勝利。手はないな。イーグルスでも良い。リングを渡すな(勝手な私怨)


チャージャーズ

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QBジャスティン・ハーバート


最後のTD。マホームズの永遠の脇役、ハーバートは時間を残してしまう。ヤバいフラグが立つ。そりゃ仕方ない。けどねぇ、マホームズ神話の1ページを作るには十分な時間を与えてしまった。主役にはなれない。それがチャージャーズというチームの悩ましさ。涙。アレンもウィリアムスも戻って来て、オフェンスは活性化。ウィリアムスは1キャッチで足を挫いて退いてしまう。それでも、喰らいつくハーバート。エクラーも必死で走る。なんとか残り2分4点差をつけて逆転。後はディフェンスに、、、


託されてもねぇ。何バタバタしてんのかよく分からない。TDを取られなければ良い時に全員ガチガチ。なんとチャージャーズらしい。呆気なくTDで逆転。元々、ディフェンス成績は地を張っている。ラッシュに行ってないのにパスは通され、かと言ってマホームズスクランブルに対応出来ず。ファンならテレビ壊してるぞ。


この展開で逆転負けするなら、この先、マホームズには勝てない。引退するまでチーフスには勝てない。もう、試合しなくても良いよ。AFCの他チームがチーフスの第一シードを全力で応援している。白星銀行AFC西開店中。ただし、チーフスにだけ。


チーフス 30ー27 チャージャーズ