ダックコーラーこと、デビン・ホッジス。スタジアムにはアヒル関係の被り物をするファンもちらほら。ルドルフ欠場で人気上昇中。まだ、負けてないし。飄々として、プレッシャーなんて関係ない様に見える。本当は緊張しているかもしれないが、容姿も立派な武器。ミスをしないプレー、そして、プレーコール。パスは16回成功で152ヤード。1回平均10ヤードも越えず。最長は22ヤード。ランは手を変え品を変え。苦しい台所事情を逆手にとって、的が絞れないバックフィールド。結局100ヤードラッシャーは出なかったが、全員合わせて140ヤード。それでOK。
やはり強みはディフェンス。スピードのあるLB陣はマレーの走りをあまり苦にしない。投げさせる展開にして、強力なDB勝負へ。ジョー・ヘイデンが2つ。そして、ワットのエンドゾーンでのインターセプトには痺れた。取った後、反射的に走ってしまう選手は多いが、即座にニーダウン。さすが。
スペシャルチームにミス。フェイクパントを試みるもロス。最初はスナップミスだと思ったが違った様だ。カージナルスにフェイクパントで1stダウンを取られて、やり返しのフェイクプレー。NFLのHCは負けず嫌いが多いな。
ジュジュもコナーもベンもいない。スキルポジションの先発プレイヤーを全て欠いても、プレーオフ争いが出来る。その底力には驚嘆しか感じない。例え、プレーオフを逃そうとも、このチーム作りを参考にすべき。
私はモバイルは嫌いだが、走れる選手はある程度走って、パスを投げられる環境を整えるべきという考え。この試合のマレーは自らのランを8回2ヤードに抑えられてしまうと、やはり、今一歩リズムに乗れない。CBヘイデンのインターセプトは良い流れでマイボールにした後なので余計に痛い。フェイクパントで1stダウン取った後のインターセプトはチームを意気消沈させてしまう。最早、ケニアン・ドレイクがエースなんだろうな。デビジョンのキャリーをもう少し増やすとバランス良いのになと思う。
相手の戦力ダウンは激しいのだから、もう少しプレッシャーは掛けたかったところ。チャンドラー・ジョーンズが15サック目。一歩一歩コンスタントにサック王に向かっている。
3インターセプトで2TD。1年目のマレーはあらゆるものを吸収すべき時。多少のミスなど気にせず、投げろと。勝負は3年目。キングズベリーと歩をともに学んでいければ、将来性は充分。楽しみな存在。