NFL全試合観戦記

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NFC WILDCARD バイキングスvsセインツ

テイサム・ヒル!パスを投げ50ヤード、走って50ヤード、TDパスまでキャッチ。このオフェンスウェポンはNFL好きには堪らん。見ているだけで力が湧いてくる。バイキングスディフェンスを打開出来たのはヒルだけだった。ブリーズはプレッシャーを感じていた。パスのコントロールも悪く、決め手のトーマスへもショートパスが多く、ゲイン出来た印象がない。シーズン後半からイマイチになったOL。カマラもマレーも走れなかった。中央から抜けるプレーは殆どなく。持ち味を発揮出来ず。それでも、4Q追いつく辺り強いチームなのだが。

ラティモアが苛立っていた事で、全てが明らかになっている。マークの受け渡しが上手くいかず、ビッグプレーを許してしまった。競り合いの中、一瞬の油断が生まれた。ラティモアは相当悔しかった様だ。OTに入ると、ディフェンスは流れる様に下がり、TDでのサヨナラ負け。ブリーズをピッチに戻すことは出来なかったのは悔いが残る。

ルッツのFGミスも響いた。前半同点だ折り返せるはずが、3点差。しかしながら、シーズン中、安定したキックを見せてくれていただけに責められない。

2つ目のリングが遠のいたブリーズ。良いチームを作り、ブリーズ怪我の時期をブリッジウォーターで乗り越えてのプレーオフ。ペイトンHCの手腕には舌を巻く。来季はブリーズが戻って来るのだろうか。衰えはない。ただ、40を越えての1年は相当に厳しい。マニング、ブレイディ、ブリーズを同時に見れた幸福な時代は終わりが近づいている。

 

カズンズがプレーオフ初勝利。爆発的なパス能力ではなく、安定感でミスが少なくなった。怪我でシーズン後半温存のシーレンが爆発。129ヤード。難しいロングパスもギリギリでキャッチ。ディグスは不満を宥められるシーンもあったが、アラウンドプレーで1ヤードでも前にの姿勢が見えた。それでも、しつこいランを手を変え品を変えで、進めたところの差が勝敗に繋がったとおもう。クックは94ヤード2TD。何度も書いたが、ブーンも1回キャリーさせて欲しいな。ルドルフの決勝TD。スタジアムが静かになり過ぎて、何が起こったのか分からなかった。

ディフェンスが勝因。プレーオフになって、グッと上げて来た。ま、ディビジョナルの結果は残念だったが。ハンターが1.5サック。先週なら50万ドルのボーナス。あらら。

悲願のリング獲得はまだ先に。カズンズがプレーオフ初勝利はめでたい。そして、カズンズの契約は最終年。来シーズン、本当の意味で真価が問われる。

 

バイキングス 26ー20 セインツ