NFL全試合観戦記

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NFC WILDCARD シーホークスvsイーグルス

ウエンツがいなくては勝負にはならない。それでも、精一杯戦ったイーグルスの選手たち。8点差だったのは、オフェンス、ディフェンスの奮闘があったからだ。マカウンのプレーには胸に来るものがあった。まさか、プレーオフでパスを投げるとは思っていなかっただろう。WRも揃わず、結局、ハワードも間に合わず。ザック・アーツも骨折は癒えぬまま。この状況でマカウンに託さなくてはならなかったのは苦しい。今年のフォールズを見たら、フォールズがいたらなぁとならないのは、良かったけれど。

ディフェンスの奮闘も見ていて気持ち良かった。気合の入ったディフェンスは、クラウニーの反則で退場したウエンツの遺恨を感じさせず、クリーンでハード。全員が力の限りプレーしていた。フレッチャー・コックスがサックこそなかったが、ランディフェンスで非常にキレがある動き。ウィルソンにも迫っていた。

やはり触れなくてはならないウエンツへのタックル。低い位置でのヘルメットトゥヘルメット。故意とは言わないが、明らかに反則。少なくともフラッグは出すべき。今シーズンは特に審判の意識がしっかり統一されていない。そこがジャッジの一番の問題だろう。

 

ランを止められ、苦しかったシーホークス。リンチは6回7ヤード。1つ上手く潜り込んだTDはあった。エンドゾーン手前1ヤードは苦手なリンチには珍しいダイブ。期待のホーマーも11回12ヤード。ウィルソンのスクランブルが効果的だったとは言え、ランが低迷するの本来の戦いが出来ない。ただ、ウィルソンはウエンツとは違い、スライディングが上手い。頭から行かないので、怪我のリスクは少ない。メトカフを1巡で取るべきだったWR。160ヤード。身体能力だけでなく、キャッチ力にも見るべきものはある。TDパスはピンポイントの難しいキャッチ。素晴らしい。

クラウニーが決してラフプレイヤーとは思わないが、頭から行ってしまったのは事実。やはり反則です。フラッグは投げられるべき。そして、ウエンツもスライディングは練習すべき。サックは7つ。マカウンの機動力を考えれば当然か。サックというより、ポケットから出たマカウンのロスヤードが多かった。

試合後、ベダーソンに駆け寄るウィルソンがウエンツのことを気にかけていた。スポーツには怪我が付き物だが、やはり同じQB同士、気になるのだろう。後味の悪い試合になるところを、ウィルソンの気遣いで救われた気持ちになった。そして、いよいよデビジョナル。寒いランボーフィールドへ決戦の場を移す。パッカーズだって、寒過ぎるのが良い訳ではない。良い勝負を見せてくれ。

 

シーホークス 17ー9 イーグルス