NFL全試合観戦記

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AFC WILDCARD ビルズvsテキサンズ

後一歩。ジョシュ・アレンの今年の冒険は一旦、終りを告げた。惜しい、惜し過ぎる。前半は完全にビルズペース。唯一取ったTDはスペシャルプレー。ジョン・ブラウンからアレンへのパス。ここ一番、チームに弾みをつけるTD。前半で16ー0はやはり出来過ぎ。後半、逆襲に遭う。非常にリスキーなアレンのQBキープ。点差が付いてからは控えたが、マクダーモットも難しい決断。やはり、アレンが走らことでリズムが戻り、同点のFGを演出。ハウシュカは短い距離は決めているが、シーズンは最悪だった。不安。だが、プレーオフに強い。経験が物を言った。

ディフェンスはこの上なく素晴らしい。タンシル加入で硬くなったOLにプレッシャーの雨を降らす。ヒューズの3つを含め、計7サック。前半、ホプキンスをほぼ0キャッチに抑えていた。これだけ集中力を切らさないと、やはり息切れが見えたオーバータイム。一気に持ってかれサヨナラ負け。無念。

個人的ベストチームはビルズだったと思う。ラグビーで流行ったワンチームという言葉は一番ビルズにぴったり。マクダーモットは良いチームを作った。惜しむらくは、ペイトリオッツ と当たりたかったという事。ブレイディがペイトリオッツ にいるうちにアレンには勝たせたかった。残念無念。

 

ワトソンには風格があった。前半は無得点。しかし、自らの1つのTDランでスタジアムの雰囲気がガラッと変わった。ホプキンスのファンブルロストがあった頃はどうなるかと。ワトソンは千両役者。ホームの観客と共に勝ったという感じか。こちらも相手ディフェンスには手を焼いた。試合のスキームには入れていないワトソンのランで打開する局面も。ただ、苦しい時に走ってしまう癖は、ここから上に行く場合は通用しない時もあるので、不安も伴う。

ワット復活のサック。やはり、いるといないとでは相手QBへの精神的なプレッシャーは大きく違う。試合序盤はスナップを制限していたようだが、後半は少し増やしていた。見に来ていたTJも大喜び。今、上げたツイートをTVで放送してやんなや。我慢比べではビルズに分があると思っていたが。よく耐えた。

これで、テキサンズトリプレッツが揃い踏み。大事な試合で揃ったのは大きいアドバンテージ。ワットも1試合出て、体も温まるだろう。いよいよ、チーフスとのデビジョナル決戦。厳しいが、この試合に勝てればチームが一皮剥けそう。オブライエンも剥けそう。

 

ビルズ 19ー22 テキサンズ