最後のパッカーズのオフェンス。やはり思い出す、あのシーホークスとのプレーオフ。1stダウンを取れれば勝利確定のシーンで3回ランで大幅にロス。結局、オーバータイムのサヨナラ負け。当時、パッカーズファンだった私は、ロジャースに1回投げさせろ、と地団駄を踏んだ。それ以来のマッカーシー低評価。ロジャースに頼りながら、そこで信頼しないなんて、HC失格とまで思った。その時のシーンが脳裏をよぎったが、ラフルアーは違った。正直今のロジャースなら、3回ランでも良いかもしれない。ジョーンズもいるし。たが、そこでパスをコール。アダムス、グラハムがキャッチして1stダウン更新。勝利を引き寄せたコールに称賛。WRアダムスが160ヤード2TD。もう一枚、信頼のおけるレシーバーが欲しいのは山々。
ダブルスミスが大活躍のディフェンス。2サックずつ。ラッシュが半端ではなく、ランストップでも貢献。ロジャース史上、最も頼りになるディフェンスかもしれない。インサイトにビショップ、ホークが揃った時以来の強固なディフェンス陣。
マッカーシーからラフルアーに交代して、早々にチャンピオンシップ到達。ロジャースが破壊力のあるプレーではなく、ミスをしないプレー。爆発力より安定感。それもジョーンズがバックフィールドに控えているから。ワンマンチームではなく、チーム力でNFC制覇に挑む。
RBで躓いたチームがウィルソンのランに活路を見出した。大差負けはしないシーホークス。やはり、負けてなお、ウィルソンのクラッチ能力には驚嘆の気持ちしかない。前半の差を詰め、1ポゼッション。2ポイントでサックを奪われ、3点差に出来なかったのは痛かった。やはりリンチのパフォーマンスは戻らなかった。重戦車はただ、重いだけに見えてしまう。昔のディフェンダーを引きずってのゲインは見る事が出来なかった。本調子になる為には後5試合は必要だった。大事なところで頼りになるのが、タイラー・ロケット。136ヤード。ボールドウィン以上にウィルソンとのコンビネーション抜群。
アダムスを抑えられなかったDB陣。TDのパスはどフリー。カットバックについて行けず、楽々TDを許してしまった。若いDB陣、まだ成長しなくては。ジョーンズのランは1stキャリー以外は20回39ヤード。最後1stダウンを取られたパスもギリギリなプレー。ウィルソンのドライブに継なげることが出来なかった。
RB2人の怪我という事態ながら、堂々とした戦いぶり。パッカーズとの実力に差はない。やはりホームフィールドアドバンテージの差。シード1のチャンスを逃した事は痛かった。しかし、強い。来年も強い。