地区優勝を賭けた一戦。ミネソタのホームの盛り上がりとは逆な展開になってしまった。オフェンスの1stダウンは僅か7回。得点はターンオーバーから奪った10点のみ。私期待のブーンは不発、殆どゲイン出来ない。やはりクック、マティソン共に欠場は痛過ぎるぐらいだった。激しいパスラッシュにも苦しみ、要所で反則してしまうOL。ルーキーCブラッドベリーとの息も上手く合わない。ショートパスも苦し紛れ、トリックプレーは不発。オフェンスにいいところはなかった。唯一の好プレー、ロングTDパスは反則で取り消し。パッカーズディフェンスに歯が立たなかった。
ターンオーバーの少ないパッカーズオフェンス相手にいきなりのファンブルをリカバー。幸先の良いスタートを切ったディフェンス。ミススローの少ないロジャースからアンソニー・ハリスがインターセプトをゲット。パスディフェンスでは優位に立った。だが、RBアーロン・ジョーンズを全く止められない。ランオフェンスの好不調がそのまま試合結果に結びついてしまった。
目前での地区優勝を許してしまう屈辱。ホームで悔しい負け方。クックとマティソンというラン2枚看板が欠場での敗戦。プレーオフで再戦の可能性もあるが、敵地で勝てるとは思えない。そんな完敗だった。
ロジャースいればプレーオフ確定。確かにそうかもしれなかったが、今年のロジャースを支えたのは間違いなく、アーロン・ジョーンズ。この試合1stキャリーでファンブルロスト。しかし、次のドライブ、1stダウンから2回ともジョーンズがボールタッチ。チームからのジョーンズへの信頼感の現れ。この試合2TDを積み上げ、今シーズン16個目のTD。ロジャースは珍しいインターセプト。しかし、アダムス一辺倒ではどうにもならない。もう一枚、信頼出来るレシーバーが欲しい。グラハムがその役を担うはずだったのに。
ディフェンスが勝利の立役者。読んでいるかのごとくランを止め、パスでは素晴らしいラッシュ。特にザスミスの働き。とは言っても、英バンドのことではない。ザ・スミス。もう誰も知りませんよね。そのザスミスのスピードにバイキングスOLは全く対応できていなかった。3.5サック。
パッカーズがディフェンスでバイキングス に圧勝とは。こんな試合をファンの時に見たかった。ロジャース頼みのチームじゃなくなりつつあり、その上でロジャースの安定感。圧倒的な強さは感じられないが、どんな状況からでも勝ちに結び付けられるしぶとさがある。ラフルーアよ、いいチーム作ったな。
パッカーズ 23ー10 バイキングス